嗅覚は個人差が大きい

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よいニオイと、いやなニオイのボーダーラインは一人ひとり違う

ニオイの快・不快は、一般的に次の4点から判断されます。

  1. 質……ニオイの種類
  2. 強度……ニオイの強さ
  3. 認容性……好みのニオイであるかどうか
  4. 広範性……どれはどの濃さでにおっているか

よいニオイか、いやなニオイかは、この4つの基準に照らして判断されますが、快・不快の境目は個人個人によって異なり、一様に
その境を線引きできるものではありません。

しかも、ニオイに対する反応は、その人の置かれている条件や環境、精神状態によっても、さまざまに変化します。

また、たとえよいニオイでも、一定以上の濃度になれば、不快なニオイになることがあります。逆に、悪臭でも濃度が薄くなれば、快いニオイに変化する場合もあります。たとえば、よい香りの香水も、濃度が濃すぎると不快なニオイになるでしょう。とくに、日本人は世界的にみても比較的嗅覚の敏感な民族なので、たとえよい二オイでも、あまり強すぎるものは不快と受け止める傾向にあるようです。

性別や体調、年齢などでも違う嗅覚

私たちの嗅覚には、「順応しやすい」、「個人差が大きい」という2つの大きな特徴があります。

順応しやすいということは、言い換えれば疲労しやすいということです。私たちの嗅覚はすぐに疲れて、どんなニオイにも素早く慣
れてしまうのです。最初は気になっても、ずっと同じニオイをかいでいるとそのうち気にならなくなるのは、人間の嗅覚が順応しやす
いからなのです。

個人差について述べると、人間の嗅覚の能力は、人種、性別、年齢、鍛錬などによって、かなりの差があります。

性別でいえば、男性より女性のほうが嗅覚は比較的優れています。しかし、生理中は急激に鈍くなることも知られています。

体調によっても嗅覚は変化します。風邪を引いて鼻が詰まっているときに嗅覚が著しく低下して、ニオイがわからなくなる経験をし
た人は多いはずです。

また、身体的な疲労の度合いによっても嗅覚は大きく変化します。朝、起きたばかりのときがもっとも鋭く、夜になるにしたがって鈍
くなっていきます。他にも、空腹時において極端に敏感になることは、誰の身にも覚えがあることでしょう。

地球上にある40万種類のニオイのうち、人が「快い」と感じるのは、たった20%

地球上には約40万種類ものニオイの化合物が存在しますが、ある研究者によれば、人間が快適な二オイと感じるのは、そのうちのたつた20%だそうです。残る80%は不快なニオイ、もしくは快適でも不快でもないニオイなのです。

世界的に有名な植物学者、リンネによるニオイの7分類です。

ごく一般的に考えると、ニラ臭を境に、ニオイの快・不快が分かれると思われますが、皆さんはいかがでしょうか。

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